「イトーキ サリダチェア YL8 レビュー」のススメ

◆はじめに


イトーキ製の高コスパチェア、サリダシリーズの中でもハイエンドに位置するYL8。PC作業やデスクワーク向けの椅子で、テレワーク利用にもグッドです。

2年間使用したので、すでにいろいろなところで紹介されている製品ではありますが、レビューしていきます。

管理人

この製品はコスパがいいと巷で言われていますが、本当にそう。
コスパという観点では追随できる椅子は相当少ないのでは。

イトーキ サリダチェア YL8 ブラック

オフィスチェア サリダチェア YL8
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◆スペック(概略)

スペックは以下の通りです。

同じくイトーキの最高級オフィスチェア、スピーナのスペックも一緒に乗せてみました。驚くべきことに、高級なオフィスチェアに備わっているような機能がほぼすべて盛り込まれています。

もちろん、個々の品質面では及ばない部分も当然ありますが、この盛りっぷりこそが、高コスパチェアの所以でしょう。

重量は重いですが、リクライニング時などに安定するということでもあります。床が傷付かないようにチェアマットは用意したほうがいいかも。管理人はバウヒュッテの7000円くらいするやつを買いました。

◆管理人の所感


実にコスパがいい、というのが正直な感想です。この記事だけで何回コスパという単語を書けばいいのでしょうか。

座り心地に関しては厚みのあるクッションで、少し固め。管理人のように体重が重い人にとってはちょうどいいでしょう。1日のほとんどをこの椅子の上で過ごしたこともありましたが、尻が痛くなるということはありませんでした。

座面は広く、かつ平坦。座面の上で足も組めます。ただし、平らなので尻は少し滑りやすい。いつの間にか腰が前に出るサブマリン座りになることも。

アームレストは可動式で、上下に調節が可能。ただし、支柱が斜めのデザインなので、アームレストを上げるほどアームレストが前に出てしまう。

アームレスト自体が大きいこともあって、机と同じ高さにアームレスト高さを調節すると、拳2~3個分は腹が机から離れてしまう。腹と机がくっつくほど身体を前に出して座る人にとってはマイナス。

アームレストそのものの出来は良好。素材は弾力のある樹脂のようななにかで、腕を載せていても固く感じることがない。ガタガタぶれることもなく、安定して使えます。

アームレスト上下範囲
横面、アームレストは前に出気味



座面スライドによる奥行調整はグッド。体格による調整がきくのは大きなメリット。

ヘッドレストは縦の調整範囲が広いので、よほど極端な体形でない限りは頭の位置にあわせることができるはず。加えて、角度の調整もできるので見た目に反してかなり良くできていると感じます。頭を載せた時気持ちいいし。

リクライニングに関しては4段階の固定が可能で、及第点。シンクロロッキング機能は、本人の体重を負荷代わりに使ってロッキングの強さを勝手に調節してくれます。

ただ、これは個人的に賛否があります。体重を問わず最適なロッキングになるのは有利な点なんですが、使ってみるとリクライニングの初動が少し重く感じました。意識的に体重をかけてリクライニングが始まるという感じ。何が言いたいかというと、つまり、シンクロロッキングの構造上誰が座ろうともリクライニングの初動は重いはずなんですよね、たぶん。

まあ、リクライニングの位置固定で使う分にはそこまで気にならない点かもしれません。リクライニング自体の安定性は椅子自体の重さもあって非常に良好です。

ランバーサポートに関しては、合う合わないの個人差が激しく(どんな高級チェアでもそう)悩ましいところですが、個人的にはあってよかったと思います。当たり方が気に食わなければ調整位置を最下段まで下げればほぼ当たらなくなるので大丈夫でしょう。

つらつらと書いてきましたが、上のような賛否点はあれど致命的ではなく、多数の調節機能によるメリットのほうが圧倒的に高いと感じました。

実際に2年間座ってきましたが大きな不満点も違和感もなかったのもそのおかげでしょうし(椅子においてこの点はかなり重要です)。

個人的には、いい椅子とは座っていることを意識させない椅子だと思っています。

まあ、一番のメリットはそれだけの調節機能を持つ椅子が3万ほどで手に入るという点に尽きるんですが。圧倒的コスパ。

世の中にYL8よりいい椅子はたくさんありますが、そのどれもが3万では買えない。

◆組み立て

この椅子はコストダウンのためか、購入者が組み立てる必要があります。組み立て自体はさほど難しくありませんでした。説明書を読めば誰でもできます。必要な工具は付属のM8ネジ用の六角レンチと、プラスドライバーだけです。ドライバーは別途買ってください。

組み立てに不安がある方は公開されている 取扱説明書で組み立て方をチェックしてみるといいかもしれません。組み立て方法をアップしているブログも幾つかあります。

組み立てのコツは、毛布か段ボールを敷いて横倒しの状態で組み立てることです。もっといいのは誰か呼んできて、二人で組み立てることですが。

◆耐久性

このレビューに乗っている写真はすべて2年間使った状態での写真です。問題点は見えていませんし、クッションやメッシュのへたりも感じられません。

少なくとも2年程度は、毎日座ったとしても大丈夫かと。

1点あるとすれば、アームレストの付け根と椅子背面はほこりがたまりやすいです。しかし耐久性とは何の関係性もありません。

◆メリット


・高級チェア並みの調節機能
・ヘッドレストの調整幅が大きい
・重量があるため安定する
・3万前後で手に入るという圧倒的コストパフォーマンス

◆デメリット


・アームレストの大きさやシンクロロッキングは、人によっては気になるかも
・重量があるため、床を傷つけないためにチェアマットを用意したほうがいいかも
・金に糸目をつけなければ、もっといい椅子はたくさんある

◆試しに座ることはできるのか?

このYL8、家具屋やオフィス用品店にはほぼ展示していません。

たまにイトーキが伊勢丹などで展示することがあるらしいですが・・・

しかし、イトーキが東京に展開しているショールームで試すことができます。現在確認中。ほかの地方のショールームについては、今のところ展示を確認できていません。

◆アームレストの裏技


たいしたことではないんですが、アームレストの取付部分は左右対象になっています。

つまり・・・付けようと思えば逆に付けられるんですよコレ。

逆に付けた状態
多少の無理を感じる


もし、アームレストが前に出ていることにお悩みの方がいたら、試すだけはタダですので。

一度いかがでしょう?

◆結局買いなのか?


2~5万円ほどの予算でPC作業など机に向かうためのチェアを探している人にとっては間違いなく、買いです。

というかまさに管理人がそうでした。調整機能がたくさんついていて、メッシュバックで、安くて・・・できれば楽天とかで買えて。

そう、楽天の買い回りの時に買うと実質3万円切れるんですよこのチェア。さらにイトーキがたまに楽天でクーポン出すので・・・。ちなみに管理人は15%オフクーポンとポイント込みで、だいたい2万5千くらいで買ってます。

悩むなら買い物かごに放り込んでおいて、楽天買い回りの時期が来た時に考えるのがいいかもしれません。

チェアマットもお供にどうぞ(7000円くらいしますが、チェアマットは大きさと耐久性を重視して妥協しない方がいいかも)。管理人は下の広告のチェアマットを同じく二年くらい使ってます。

◆おわりに


以上、イトーキ製サリダチェアYL8のレビューでした。
上を見ればもっと高機能で良いチェアはたくさんありますが、コストパフォーマンスに関しては追随を許さないお買い得チェアであると思います。

予算に限りがあるホームワーカーの方におすすめする一脚です。

作成者: 管理人

薄給のサラリーマン。寝て過ごすだけの余暇に嫌気がさし、ブログを始めたらしい。

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