体重計のススメ -ダイエットを始めるあなたに-

◆はじめに

何故体重計を買うのか?痩せたいからさ!世間の大半の人は、こう答えるはずだ。厳密な目標体重が存在するアスリートや、専門医療ベースでの体重管理を必要とする人間など、ごく僅か。

出っ張りだした腹をひっこめたい、あるいは痩せすぎのきらい・・・のあるモデルと同じくらいの体型になりたい、という需要のほうがずっと多いはずだ。
より正確に言えば、それらの需要の大半は「痩せたい」というよりは「痩せた見た目になりたい」点に尽きる。もっとも、最近のヘルスケア指向の高まりから、純粋に健康的な体重でいたいという需要も増えていると感じますがね。


この記事はそのような、シビアな体重管理を必要としない大多数の人間に向けて書かれている。

あなたがそうでないというのなら、このページを閉じてスポーツトレーナーかヘルスケア専門の医者に電話したほうがいい。

◆体重はいつ測る?

いつ体重を測ればいいか、どうやったら正確な体重が測れるかというのは最初に悩むところ。
まず、下の項目を頭に入れてほしい。


・ヒトの体重は一日の間に2~3kgは平気で上下する(食事、汗、etc・・・)
・毎日同じ重量の服を着る人間はいない
・昨日と今日の体重を比較しなければ、体重が減っているかはわからない。


つまり、「1日の同じタイミングで、なるべく服を着てないときに、毎日計測する」必要がある。

具体的には、朝起きて着替える時や、入浴の前などが比較的望ましい。
管理人は起床後朝食前に計測することにしている。


とはいえ、この中で最も重要なのは「毎日計測する」こと。タイミングにこだわるよりかは、とにかく毎日計測することを優先したほうがいい。さもないと、そのうち体重を測ること自体をめんどくさくなってやらなくなるのがオチだ。

◆記録をつけろ!グラフに起こせ!


体重計に乗る。昨日より体重が減ったと喜ぶ。もしあなたがそれで満足するなら、多分痩せない。
体重計を買ったばかりのときはいい。しかし時間と共に記憶は薄れ、あいまいになってゆく。


果たして体重は減り続けているのか?運動を減らしたが体重に影響はあるのか?最近ちょっと体重が増えてきたが、最も痩せていたときからどれだけ増えているのか?

これらの疑問は記録を付けていないと、意識するのは困難だ。気がつくと、再び目立ち始めた腹の脂肪と向き合うことになる。なった。

記録をつけるだけでなく、折れ線グラフに書き起こすのが望ましい。数字の羅列より、グラフの傾きの方が遙かに見やすい。グラフが右肩下がりなら、たとえ昨日より少し体重が増えたとしても、あなたは確実に痩せているのだ。

画像は管理人の2年間の体重推移。2019年の夏ごろまでは順調に痩せていたがリバウンドし、その後体重の増減が落ち着いたことが一目でわかる。

2019の夏は仕事が忙しく食事量も増えていた。それが冬まで続いたのだが、リバウンドしていることはグラフからわかっていたので、2020年からは食事量を元に戻すよう努めた。

2020年は食事量を元に戻したものの、体重にはあまり変化がない。このことから、ここから体重を減らすには運動量を増やしたり食事をさらに減らすなど、追加の対策をとる必要があると見えてくる。

記録をつけてグラフに起こすことにより、分析と対策ができる。

対策を強固な意志で実行できるかどうかは、もちろん別の話。

管理人の体重推移

◆体重計はどれがいい?

以下の条件を満たすのなら、どこのメーカーの体重計を使おうとかまわない。

自動で記録をスマホやPCに送れる
自動でグラフに起こしてくれるアプリがある
・歩数計など、手持ちの機器と同じアプリが使える
・(できれば)体脂肪率が測れる

特に重要なのは上3つ。特に自動の部分。

記録をとってグラフに起こすのはとにかく面倒くさい。手作業なんて考えたくもない。めんどくさいことはそのうちやらなくなる。なった。

歩数計などと同じアプリで体重が管理できることも重要。アプリを切り替えるなんて面倒くさい。

まあ、昨今は便利になったのでこの条件を満たす製品はそれなりにある。GoogleFit対応製品であれば、ひとまずはよかろう。

なお、管理人はWithings社製のBody+体重計を愛用している。上の条件全てを満たす製品で、いずれレビューも書くつもりなので、機会があれば読んでもらえると大変うれしい。

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体脂肪率に関しては、ちょっと迷う。なにしろメーカーごとに測定値の差は激しいし、どのメーカーが一番正確というのも特にない。体脂肪率の値自体が、身体の水分状態によってガンガン変動する。間違いなく測れた方がいいのだが、体重を5~10kgも減らせば体脂肪率も間違いなく下がるといっていい。気にしなくともなんとかなる。

ただ、筋力トレーニングを行う場合は体重の増減が見えづらい(脂肪より筋肉は重く、脂肪が減ってダイエットに成功していても体重自体は変わらないということがある)。やはり、測れた方がいい。

逆に体重の測定精度(何g単位で測れるか)に関してはそこまで気にしなくてもいい。これから10kg減らそうという時に、100gや200gの差にこだわって何になるというのだ。

◆数字の傾向を捉える

50kgまで痩せる!あるいは体脂肪率を15%に落とす!のような絶対的な数値目標にこだわりすぎるのは考え物かもしれない。

特に体脂肪率に言えることで、例えば某社の体重計は体脂肪率が高めに出るというレビューがある。杓子定規に体脂肪率15%までダイエットを続けると、実際には10%(減りすぎて逆に不健康)になると言うこともあり得るわけだ。

重要なのは傾向を捉えること。グラフが右肩下がりである限り、あなたのダイエットは効果が出ている。逆に体重や体脂肪率のグラフが横ばいになっていて、あなたが十分に痩せたように見えるなら、運動を増やして食事量を減らす前に、今の値を維持する方向に努力の矛先を向けた方がいいかもしれない。

なお、傾向を捉えるためには同じ計測器(体重計)を使い続けること。旅館の体重計に乗ってみたら1kg減っていた、などというのは何の慰めにもならない。

◆おわりに

めんどくさいことは、そのうちやらなくなる。とにかく手間がかからないように工夫を凝らしていこう。なお、管理人はダイエットに3~4回は成功している。そして残念ながら、そろそろ5回目を成功させる必要が出てきそうだ。

作成者: 管理人

薄給のサラリーマン。寝て過ごすだけの余暇に嫌気がさし、ブログを始めたらしい。

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